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自由な
きごこち

KNIT WEAR

着心地のよいニットの条件とは、長時間着ていてもストレスを感じないことと KINOTTOは考えました。それには、軽さや滑らかさはもちろんのこと、伸縮性やフィット感が大切。KINOTTOのニットは、シームレス(無縫製)。特殊な機械で編みあげるため、前身頃と後ろ身頃、袖や肩などに縫い目がありません。身体のシルエットに優しく寄り添うようなニットになっています。
デザインもシンプルなので、あらゆるシチュエーションで活躍します。
KINOTTOおすすめのカラーから気分にぴったりの一枚を見つけてください。


KINOTTO realizes that in order for knitwear to be comfortable, it must keep the wearer relaxed no matter how long it’s worn for. Besides lightness and smoothness, flexibility and fit are also very important. KINOTTO’s knits are seamless. We use a special knitting machine to avoid seams on the sides and where the sleeves and shoulders meet. This makes our knitwear fit the body’s shape. The simple design makes it appropriate for all occasions.


この商品についてのNOTE

ホールガーメントニット工場でのひとこま



これまでKINOTTOのNOTEでも幾度となく登場している「ホールガーメント」というワード。

なんとなく耳馴染みも良くなってきたし、そのニットアイテムにも触れたことはあるのだけれど、ホールガーメントって一体どんなもので、どんな風につくられているニット製品なのかな?

なんて、なんとなく興味が湧いてきた方もいるでしょうか?(いないでしょうか?)

今回は、KINOTTOの新しいニットシリーズをつくってくれている工場を訪問。

ものづくりの現場でのひとこまを、ちょっぴりお届けできたらと思っています。

 

さて、日本国内にいくつか点在しているニット製品の産地。

KINOTTOがお世話になっているのは、古くから繊維産業が盛んな新潟県見附(みつけ)地区にあるニット工場です。

 

いまや国内では貴重な存在となっている「リンキング」での製品づくりも可能なこの工場は、なんと創業が1832年!

(創業当初は、編み物ではなく織物を扱われていたのだとか)

長い歴史とともに培われた技術を活かし、現在もさまざまなニット製品を手掛けています。

ニット工場ならではの機械も並ぶなか、整えられた動線に沿って続く作業場、

それぞれ日々の仕事に真剣に向かい合う人々の合間を(ご挨拶をしながら)通り過ぎ、早速ホールガーメントが稼働している専用の場所へ向かいます。

 

日本国内でも早い時期からホールガーメントに注目し、その技術の発展とともに多くのホールガーメントニット製品を送り出してきた工場ということもあり、編み機の扱いはお手のもの。

ただ、年々新しく変化し続けている機械とともに働くということは、それを扱う技術者も常に進化していく必要があるということ。

これまでの経験を活かしつつ、柔軟に対応していく力も必要とされる現場です。

12G、14G、18G、(Gはゲージの意味で、編み目の細かさや使う糸によってそれぞれ使い分けています)、ゲージごとにたくさんの機械が整然と並び、黙々と機械と対峙する編み立て技術者。

まるで3Dプリンターのように自動で立体的に編み立てできるイメージのある機械ですが、やはり操作しているのは人の手です。

トップスからボトムスまで多彩な製品を編みあげていく機械を定期的に見回り、それぞれの調子に目を配り、糸や編み地を確認、調整していく姿は真剣そのもの。

また、ホールガーメントニットにおいても(どんなニット製品でも)、

シルエットやデザインだけでなく、着心地などの快適性を大きく左右する編み地の設計や詳細な成形指示も、もちろん人のなせる技。

パソコンに向かって働く姿はハイテクなイメージもありますが、

編み地に関する資料や、これまでの現場で培ってきた「小ワザの見本帳」などを片隅に備えつつ、電卓やメジャーなどを扱いながら働く姿は、思いのほかアナログな雰囲気の現場です。

ハイテクな機械とともに働いているとはいえ、やはりものづくりの現場は、細やかで地に足のついた作業の積み重ねに支えられていることを再認識する場面でもあります。

メンテナンス中の機械を発見しました。

周りを囲うガラスや編み針なども外されて、なんともすっきりした姿。

糸を扱う工場は、必然の環境として作業場全体に糸のくずが舞っていることも多いのですが、機械自体がガラスで覆われたホールガーメント工場は、その場全体が整然としているのが印象的です。

(その分、ガラスの中のメンテナンス時は糸屑などがたくさん出て大変なのかも・・・)

「糸を扱うものづくりの現場」のなかでも、特にニット製品の場合、一本の糸を続けて編むことで製品をつくりあげるため、途中で糸が切れてしまうのは一大事。

織物などの生地を作る場合でももちろん糸切れには注意が必要ですが、ニット製品を編み立てる工程では想像するだけで緊張が走ります。

そんな糸切れへの対策として、この工場では天然繊維など切れやすい糸以外にもほぼ全ての糸に「ロウ引き」をおこなっています。

※上の画像の下の段に置かれた大巻きの糸から、上の段に置かれたコーンに巻き替える途中の白い物体がロウ(蝋燭のロウ)です。

糸の周りにロウを纏わせることで、糸と機械の滑りをよくするなど編立性をあげるための工程で、より良い製品をつくりあげるためには欠かせない流れのひとつ。

 

このロウ引きの工程を見て、密かに過去の記憶が蘇ってきたKINOTTO。

毛羽立って切れやすい糸をロウ引きし趣味の刺繍に使っていたのですが、その大きな手間にほとほと疲れ果て意気消沈・・・

けれども、ここでは全ての糸にその手間がかけられていると知って大感激!

やはり、地道な作業を怠らない姿勢こそが良いものづくりに必要な魂なのかもしれません。

 

この後の工程をごく簡単な流れで追ってみると、

ホールガーメント工場で編みあげられた製品たちは、

余計な糸や補助の編み地を取り除く作業、洗濯乾燥する作業、

プレスしてネームや品質表示をつける作業、細かな検品を経た後、

キレイにたたんで袋に収められ、私たちの元へ届けられます。

小さな編み目一つ一つに歪みがないか、正しい商品として出荷できるかどうか、

コロコロで糸屑を取りながら目を凝らして検品してくれている姿には、自分たちのつくるニットへの愛情も感じられ、感謝の気持ちでいっぱいになってしまうわたしたちなのでした。

 

最後になってしまいましたが、ホールガーメントが稼働している様子にご興味のある方はコチラをどうぞ。

機械たちがウィーンウィーンと音を立てながら、それぞれのニットを編み立てていく姿は頼もしく、ついつい夢中になってしまう光景です。

新しいニットシリーズのこと -半袖プルオーバー編-



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この春から登場しているKINOTTOの新しいニットシリーズは3アイテム

長袖羽織り、半袖プルオーバー、ノースリーブプルオーバーのランナップは、それぞれシンプルなシルエットでありながら、身につけたとき「なるほど!」と納得してもらえる安定感

何気ない毎日を気持ちよく過ごせるよう、細部にも目を光らせてデザインしました

素材は、定番のボートネックニットと同じくコットン100%

これまでよりも少しだけ細めの糸を選び、編み目の詰まり具合を調整することで、ボートネックニットよりちょっぴり薄手に

とても滑らかな肌触りで、より軽やかなニットシリーズになっています

そして、編み立てはもちろんホールガーメント

※ ホールガーメントについては、このホームページNOTEの「メイド・イン・ジャパンの技術です」も覗いていただけたら嬉しいです

前見頃と後ろ見頃、袖や肩など全てのパーツを継ぎ目なくかたちづくれる特殊な編み機を用い、ニットならではの伸縮性やホールガーメントの特徴を活かしたKINOTTOのニットシリーズは、

日々の作業性も意識したサイズやシルエットで編み立てているので、着用時の可動性も抜群

身につけたときストレスを感じにくいのも大きな魅力のひとつです

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今回ご紹介する新しいニットは、半袖プルオーバー。

気温の高い季節には必須の半袖アイテム。

暑い季節とはいえ、ノースリーブ、長袖、羽織など、エアコンが効いた場所で長時間過ごすなどの生活環境や、それぞれの体調に合わせて衣類を選ぶ必要のあるこのところ。

どの場所でもある程度融通のきくアイテムとして、やっぱり便利なのは一枚で着られる半袖です。

これまでKINOTTOで半袖アイテムといえば、カットソーのTシャツがお馴染みの定番となっていましたが、ホールガーメントニットならではの表情を活かすことで、これまでと違った雰囲気のアイテムができあがりました。

 

この新しい半袖ニットの魅力のひとつは、首の付け根に沿うようにスッキリつまった襟ぐりライン。

首元が開きすぎないので、立ったり座ったりかがむ動作の多いときにも、胸元を気にせず動けて快適です。

ご存知の方も多いと思いますが、じつは人の頭まわりは思いのほか寸法の大きいパーツ。

そのため、頭からかぶって着るものの襟ぐりをなるべく首に沿ったシルエットにしたいと思ったら、頭を通すことができる大きさをキープするため、仕様やデザインに工夫が必要になってきます。

でも、襟ぐりの始末もリンキング(パーツとパーツを糸で繋ぎ合わせること)なしに成形できるホールガーメントなら、寸法とラインをうまく設定することで、強度や伸縮性も備えた首回りをかたちづくることが可能。

よりシンプルなデザイン、より快適な仕様でフラットに編み立てることができるのです。

スッキリ着心地が良いうえに強度も充分なので、洗濯などの取り扱いに気をつかわなくて良いのも嬉しいポイント。

また、ゆったりとした腕周り、二の腕に添いすぎない袖のラインもこのニットの良いところ。

洗濯や掃除、手を上げたり下ろしたり、活動量の多い日常でも快適なのはもちろん、ともすればムッチリ見えてしまいがちで、ちょっぴり気になる腕周りのラインも、腕に添いすぎない安心のサイズ感。

優しく身体に添う素材感も活かしつつ、着る人が日々気になりがちなパーツに配慮したラインを選んでいるため、その着心地にもきっと満足してもらえるはずです。

 

それではここで、半袖プルオーバーアイテムのシルエットにどんな違いがあるのか、KINOTTTO定番のカットソーTシャツと比べてみましょう。

まず、Tシャツの2サイズ(レディスのS~Mサイズ)を着てみるとこんな雰囲気。

アクティブな場面でも活躍中、快活なイメージのカットソーTシャツは、動きやすいサイズ感とラインが魅力。

Tシャツとはいえ直線的なカタチではなく、ちょっぴり女性らしいシルエットを意識したパターン、丁寧に縫製にすることで、ラフに着られて洗濯などの取り扱いも容易、まさに暮らしの相棒といえるアイテムです。

 

続いて、新しいニットの半袖プルオーバー(2サイズのみワンサイズ展開)を着るとこんな感じ。

適度なゆとりと、やや重心低めのバランスは、カットソーと比較するとしっとり落ち着いた雰囲気。

柔らかなニットの素材感と綺麗に発色するコットンの雰囲気はさりげなく上品な印象で、気の利いたアクセサリーをつけたら、ちょっとしたお出かけにも重宝しそうなアイテムになっています。

どちらも一見シンプルな半袖プルオーバーですが、素材やシルエットが違えば、全く違った表情を見せてくれるアイテムたち。

 

半袖ニットはワンサイズ(サイズ2)で、Tシャツ(サイズ2)よりゆったりとしたライン設計。

ゆったりとはいっても、さまざまなボトムスともバランスをとりやすいサイズ感で仕上げているため、Tシャツみたいにいつものパンツに合わせたり、ウエストインしてスカートに合わせてみたり、お手持ちのお気に入りアイテムともきっと仲良く共存してくれます。

 

いままさにさまざまな場面で活躍中、KINOTTO一押しの半袖アイテムたち。

あなたの日々の暮らしに合わせて、またその日そのときの気分に合わせて、自由に気軽に楽しくご愛用いただけたら嬉しいです。

 

次回へ続く


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