KINOTTOをかたちづくる風景
しんしんと冷えるいまの時期は、ぽかぽかと暖かい春が待ち遠しくなったり、ムシムシと気温の高い酷暑の時期には、ホッと落ち着ける秋の訪れを心待ちにしたり。
どんな季節もそのときをじっくり味わいたいと思っているものの、厳しい気候が続くなかでは、つい次のシーズンに心を奪われてしまいがち。
日本は南北に長い国なので、それぞれ暮らす場所で目にする風景はきっと違っているけれど、春・夏・秋・冬そのときどきの魅力を胸に刻みながら、その場その場で心豊かに過ごしていけたら素敵ですよね。

日常に寄り添う道具のブランドとしてKINOTTOをスタートしたのは2015年、ちょうどいまと同じ2月がお披露目のタイミングでした。
暮らしに欠かせない実用品、長く便利に愛用してもらえるアイテムをお届けする存在になれるよう、日本各地の職人さんたちの力を借りながら、ものづくりを続けてきたわたしたち。

ふんわりコットンの魅力も存分に活かし、毎日着続けたくなるようなシルエットに仕立てたカットソー。

さらりと滑らか、発色の良いリネンならではのカラー豊富な大判ストール。
適度な厚みがありつつしなやかな肌触りのリネンオックスフォードクロスは、エプロンやボトムスなどシンプルながら機能性も嬉しいアイテムとして。

家族みんなが楽しめるリバーシブルパイルソックスは、もちもち触感と抜群の伸縮性で魅惑の履き心地。

日本発のニット技術の結晶、無縫製で編みあげるホールガーメントニットは、使い勝手も着心地も頼りにできる存在です。
和歌山や大阪、岡山や奈良、埼玉や新潟など、日本各地に点在するそれぞれの産地で、これまで培ってきた経験と技を活かしつつ、真摯にものづくりを続けてきた人々の確かな腕と技術の数々。
そんな産地の人たちと一緒にものづくりできることは本当に有り難く、そこから生み出される品々の心地よさを感じとりご愛用くださる方々、KINOTTOを手に取ってくださる全ての皆さんには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
ブランドをスタートしてここまで10年余り。当初は想像さえしなかったような時代も経て、社会的にも激しい変化が続いていますが、わたしたちが「MADE IN JAPAN のものづくり」を大切にする気持ちはずっと変わりません。
ただ、昨年発表された「アパレル国産比率(数量ベース)が1.4%に」という数字には、(ある程度身近に見聞きしていたものの)やはり大きなショックを受け、1990年には50%程度あった国内生産の割合がここまで減少しているという事実に、とても複雑な気持ちに。
この素晴らしい「MADE IN JAPAN の技」を次世代へつないでいくために、わたしたちにできることは?と頭を捻ってみるものの、
もちろんそう簡単に解決はできない問題で、世の中の大きな流れに対しては無力さを感じるばかり・・・
けれど、いまはまずとにかく「その魅力を沢山の人に知ってもらう」ことを、地に足をつけて続けていくのが最善だと心を決めました。
そんな気持ちも新たにスタートしている2026年の2月。
今後は、これまでご紹介できていなかった「KINOTTOをかたちづくる風景」についても、少しずつ共有していけたらと思っていますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
