お使いのブラウザはサポート対象外です。推奨のブラウザをご利用ください。

KINOTTO

NOTE

気にしなくていい快適さ


秋の深まりを感じる季節は、日々何気なく手にする服も袖の長いものに変化し「あぁ、これから冬に向かっていくのだなぁ」と実感するとともに、衣類の着心地にあらためて目を向けるタイミングでもあります。

それには、おそらく単純に「衣類が身体に触れる範囲が広くなるため肌触りが気になる」ということもありますが、重ね着のシーズンにはそれをインナーとして使う機会も多くなるので、「結局いま着ているものとの付き合いが長くなるので気になる」ということもあるかもしれません。

さなざまな思いが巡るこんな時期にも、KINOTTOの長袖Tシャツが活躍中です。

特に近年、自宅で過ごすことが圧倒的に増えている状況下では年間を通じてエアコンの効いた室内で過ごすことも増えていて、本来ならば肌寒くなる時期から身につけていた袖付きのカットソーを一年中愛用していたという声も。

ふんわりコットンが心地よいカットソーシリーズは、日本国内で活躍する職人さんの協力のもとつくられているKINOTTOがぜひ推薦したい商品です。

今回は、その素材である「生地」を作る過程について少しだけご紹介してみたいと思います。

まずKINOTTOのカットソー生地は、紡績工場(糸をつくる工場)での原料の綿との出会いから始まります。

この紡績工場で扱う原料は、綿花自体の品質はもちろん綿花畑での労働環境や地球環境などの未来にも配慮しながら、「人に優しく、地球に優しい」という目線から選ばれていることも大きな特徴で、私たちがこの工場に信頼を寄せる理由の一つにもなっています。(近年はSDGsの影響もあり、このような声が大きくなってきたことは嬉しい限りですが、この工場では何とこれまで20年以上に渡りその活動に取り組まれているのです!)

紡績工場では、原料となる綿花の繊維を丹念に取り出して整え、自社で開発された特殊な機械で撚糸(撚り合わせて糸に)し、この後の「編み」や「織り」や「染色」に備えた状態にセットしていく工程を行います。(ここまでが紡績工場で行われます)

そうしてできあがった糸は、KINOTTOの思い描く素材に仕上がるよう詳細に調整した大きな編み機に一本一本設置され生地として編み立てられる工程に入ります。(これは編立工場で行われます)

編まれた生地(この時点では大きな筒状です)は、さまざまなカタチとなり消費者の手に渡ってからもなるべく不具合が起こらないよう、風合いや編み目を整えるため水に泳がせ、風を通し、なるべく自然な状態で歪みを起こさない反物状の生地に調整します。(これは整理工場で行われます)

そして、この後ようやく私たちの元へ届けられます。

KINOTTOでは、このような過程を通じ、原料や素材について熟知している方々からご教授いただいたその特性や、こんな生地に仕立てたいという意識を共有してものづくりをすることで素材自体の魅力も最大限に生かしながらのデザインが可能になりました。

もちろんシルエットや仕様に関してはオリジナルでパターンを作成し、さまざまな暮らしに寄り添うことを意識した優しい着心地に仕立てています。

この素材の大きな特徴の一つは、ふんわり膨らみがありつつ自然な艶感があること。(少しマニアックかもしれませんが、この二つの要素を両立する綿花はとても少ないのです。)

つまり、カジュアルなのに粗野になりすぎず天然素材ならではの優しい雰囲気にほんのり上品さも感じられるため「Tシャツ類はちょっと苦手」と感じている大人の方にもオススメです。

  

KINOTTOの長袖Tシャツのデザインの特徴は、ゆったりとした肩まわりと身幅そして広すぎない袖口。暮らしの中心にもなり得る水回りにおいて、長袖の衣類のデメリットは袖口が濡れてしまったり作業の邪魔になってしまうこと。袖口付近を少しタイトな設定にすることでキュッと肘側に寄せれば下がりにくく、なるべく作業に集中できるのも便利です。(上着を重ねたときにも、もたつかずスッキリ着ていただけます。)肩まわりが動かしやすくなっていることも、日常の動作に余計なストレスを感じないためのちょっとしたポイント。

「急に外出することになって着替えなくちゃ!?」とか「洗い物したら袖口が濡れちゃうかも」や「作業中になんだか肩が動かしにくいな」など。そんなことは、この長袖Tシャツさえ着ておけば気にしなくても大丈夫。

ちょっとしたことを気にしなくてもいい毎日は、案外快適なものですよ。